BSAの世界三大メーカーの一つであるProliant Health & Biologicals社(https://phb1.com/)は、脂肪酸フリーやpHが異なるBSAを世界中に供給しております。また、製造だけにとどまらず、様々なアプリケーションにおける研究開発も行っております。国際的なAACC展示会・学会では、Dynabeads™を用いた自社BSAの条件検討に関するポスター発表を行うなど、とても精力的に活動しております。
BSAといえば、ブロッキング剤として使用されている方が多く、「ブロッキング剤が非特異を抑制してくれない」「もっとブロッキング剤としての性能が高い製品を購入したい」とお困りになる方もいらっしゃるかと思います。
なので今回はProliant Health & Biologicals社のポスターの内容から、BSAに含まれる脂肪酸やpH、Dynabeads™(粒子)の性質がブロッキング剤の性能に大きく影響することをご紹介いたします!


発表演題)The Antifouling Properties of BSA on Magnetic Beads are Affected by BSA Grade, Bead Type, and pH.
ポスターPDFはここをクリック
発表者)Charlotte N. Kunkler and Christopher D. Warner(Proliant Health & Biologicals R&D)

材料
Proliant BSA Fatty Acid(FA)pH 7.0 製品番号PRL68100-100G
脂肪酸を含む
BSA製品です
Proliant BSA Fatty Acid Free(FAF)pH 7.0 製品番号PRL68700-100G
脂肪酸を含まないBSA製品です
以下図で表記されるpH 5.2のBSAは、pH 7.0の製品をpH調整したものとなります。

親水性(Hydrophilic) Dynabeads (M-270)
疎水性(Hydrophobic) Dynabeads™(M-280)

ベリタスはDynabeads™の総代理店でございます。
弊社Webページにて、Dynabeads™について詳しく説明させていただいております。
「意外と知られていない!? Dynabeads (ダイナビーズ) で何ができるかまとめてみました!」

今回使用した製品はベリタスでも購入できます。
(↓クリックすると各項目に飛びます)

● Proliant  Fatty  Acid(FA) pH 7.0

● Proliant  Fatty Acid Free(FAF)  pH  7.0
● M-270の製品ページ
● M-280の製品ページ

 

Method1

Result1-1

FA/FAF(pH7.0)よりFA/FAF(pH5.2)によるBSA結合能が大幅に増大している
疎水性Dynabeads™では著しい変化は見られないが、親水性Dynabeads™ではBSA結合量が大幅に増大する
FAよりFAFのBSA結合能が増大する

 

Result1-2

★Buffer pH7.0で洗浄すると、pHの変化からFA/FAF(pH5.2)の結合能が減少する

 

Method2


Result2

★ビーズに対する非特異反応は、BSAのpHや脂肪酸が大きく影響する
★しかし、ブロッキング剤としてBSAを使用する際は、粒子の性質も検討する必要がある


もっとProliant Health & Biologicals社を知りたい方はぜひリンク先をご覧ください↓
● Proliant Health & Biologicals社BSAの詳細はこちらから
● Proliant Health & Biologicals社紹介ページ(ベリタス)


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