感染症項目に強みを持つ抗体・抗原サプライヤーのAalto Bio Reagentsは、サル痘ウイルス(MPV)のB21R-AおよびB21R-BをBSAと結合させた合成ペプチドを発売しました。

 

 

サル痘は、2022年10月2日現在、今年に入って106カ国から約7万人の患者が報告され、世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言するに至っています。

 

サル痘ウイルスが属するオルソポックスウイルス属は、ゲノムが高度に保存されているため、オルソポックスウイルスのメンバー間で抗体の交差反応性が顕著に現れることがあります。

今回発売されたサル痘ウイルスのペプチドは、表面糖タンパク質B21Rの部分を合成したもので、抗体の重要な標的領域が含まれています。

また、BSAのような担体タンパク質と結合させると、非結合ペプチドと比較してアッセイの感度が大幅に向上し、安定性が高まることが示されています。

 

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