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急性マラリア感染者はCOVID-19血清学的検査において偽陽性となりやすい(2021/6/18 Up)

 

最近の研究報告で、急性マラリア感染者はCOVID-19 血清学的検査において偽陽性の結果が出やすいことが示されています。
マラリア感染によってつくられる抗マラリア抗体は、SARS-CoV-2 スパイクタンパク質の一部分を認識してしまい、非特異的交差反応が起こるためです。
この認識部位は、N-結合型糖鎖のシアル化領域です。
参考文献:Sarah et al., medRxiv, 2021

Meridian の組換え SARS-CoV-2 抗原は昆虫細胞発現系で作られています。
昆虫細胞由来の糖タンパク質はシアル化されていないことが多くの研によって示されています。
参考文献:Marchal et al., Biol. Chem., 2001
これは、MeridianのSARS-CoV-2組換え抗原が、マラリア抗体と非特異の交差反応を起こさないことを示唆しています。

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