●AROTECニュース

COVID-19の重症化予測バイオマーカーの候補:カルプロテクチンとaPL(抗リン脂質抗体) (2021/8/6 Up)

AROTEC Diagnostics 社はニュージーランドに本拠を置く、診断薬市場のための抗体・抗原を提供するメーカーです。

今回はAROTEC社から届いた、COVID-19の重症化予測のバイオマーカーに関するニュースをご紹介します。

カルプロテクチン

カルプロテクチンは好中球に存在するタンパク質です。便中カルプロテクチン量の測定は腸管の炎症度の把握や、「炎症性腸疾患」と「機能性腸疾患」の判別に有用なマーカーです。
最近の研究では、血清カルプロテクチンが、COVID-19の重症化予測のための有望なバイオマーカーであることが示されています。
こちらから研究についてまとめられたニュースをご覧いただけます。

 

●aPL(抗リン脂質抗体)
抗リン脂質抗体(antiphospholipid antibody:aPL)は、リン脂質であるカルジオリピンと結合したβ2グリコプロテイン1 (β2GP1)などと反応する抗体です。血栓症や血小板減少、反復性流産などの症状を伴う抗リン脂質抗体症候群(APS)においてaPLが血中で認められます。
最近の研究では、aPLの測定がCOVID-19の重症化予測に有用ではないかという議論がされています。
こちらから研究についてまとめられたニュースをご覧いただけます。

 

AROTEC社からは、カルプロテクチン・aPL(β2GP1)関連の製品が発売されています。
その他にも、ご興味のある項目や抗体・抗原がございましたらベリタスまでお問い合わせください。

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