● Meridianニュース
シャーガス病抗原(2021/5/21 Up)
今回は、Meridian社のシャーガス病抗原をご紹介します
【特徴】 ✓ K39、B13、FRA、1F8、マルチエピトープを持ったキメラ抗原
✓ 高純度(>98%)の大腸菌リコンビナントタンパク質
✓ ELISA、CLIA、ラテラルフローのアプリケーションにおすすめ
■ シャーガス病とは?
シャーガス病とは、サシガメ類の昆虫(Rreduviid bug,Kissing bug,Assassin bug)が、病原体であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)を媒介することで感染する病気です。
ラテンアメリカやカリブ諸国が流行地となっており、世界で800万人の感染者がいると推定されています。
急性期に発見し治療すれば治癒可能である一方、慢性期となってしまうと心肥大や巨大結腸症などの深刻な病態となり、治療が難しいことが知られています。
感染しても目立った症状が現れない場合もあることから、「沈黙の病気」とも呼ばれています。
しかしながら、放置していると突然死にいたることもあり、注意が必要な感染症です。
急性期の診断は、血液塗沫標本や組織検体の光学顕微鏡検査が用いられます。
この時期は、トリパノソーマが血液の中で動き回っているため、上記の検査が有効となります。
慢性期には、トリパノソーマが血液中からいなくなるため、光学顕微鏡検査による明確な診断が難しくなります。
そのため、ELISAやIFAなどの検査が用いられます。
Meridian社の抗原は、これらの免疫測定法の確立におすすめの製品です。
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Meridian社では、シャーガス病以外にも多くの熱帯病の検出に適した抗体・抗原を提供しております。
お客様の診断薬の開発に是非お役立てください!
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