ベリタスでは、世界中のサプライヤーネットワークを通じて、国内の診断薬メーカーの皆様に向けて高品質な抗体・抗原からヒト検体まで、幅広く取り扱っております。
今回は、COVID-19の重症度の判定において注目されるバイオマーカーの中から、D-dimer、IL-6、CRP関連の抗体・抗原をご紹介いたします。

 

D-dimer
D-dimerは血栓中のフィブリンが分解されてできる物質の一つで、体内の血栓形成の可能性を推測できるマーカーです。血栓が形成されやすくなる疾患は肝硬変や悪性腫瘍など多岐に渡りますが、COVID-19においては肺炎と血栓症が合併する症状が報告されており、D-dimerはCOVID-19の重症化マーカーの一つとして、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」に記載されました。

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●IL-6
IL-6はサイトカインの一種で、臨床的には感染症や自己免疫疾患などで上昇し全身の免疫応答を活性化させることが知られています。COVID-19において重症化の要因の一つとされる現象の「サイトカインストーム」では、体内で産生されたIL-6によって過剰な免疫応答が引き起こされて臓器障害を誘発すると考えられており、IL-6量の測定がCOVID-19の重症度判定に有用だと考えられています。

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●CRP
CRP(C反応性蛋白)は体内で炎症や組織の破壊が起こると肝臓で生合成され、血中に増加するタンパク質です。IL-6(上記)が肝臓に作用してCRPの生合成を促進するとも考えられています。COVID-19においては、重症化マーカーの一つとして厚生労働省「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き」に記載されました。

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