●世界の注目ニュース (2021/9/6 Up)

英国・UK Health Security Agencyより、COVID-19陽性者に対する大規模な抗体サーベイの実施が発表されました。PCR検査の結果陽性と判定された1日最大8千人の成人に対して抗体検査を実施し、抗体保有率の有無について調査します。

被験者は、PCR検査で陽性と判定されてからすぐに1回目の抗体検査を実施します。
1回目の検査は、感染前に保有していた抗体のレベルを知ることを目的として行われます。

2回目の検査は陽性と判定されてから28日後に実施され、感染により生成された抗体のレベルを検出します。

収集されたデータは、ワクチン接種やCOVID-19の感染歴により体内に抗体がつくられているにもかかわらず感染してしまう人の割合の調査に役立てられます。さらに、SARS-CoV-2のそれぞれの亜種に対するワクチンの有効性に対しても重要な知見を与えることが期待されています。

ニュース元の記事はこちら

 

ベリタスでは、各種SARS-CoV-2抗体や抗原を取り扱っております。
その他にも、ご興味のある項目や抗体・抗原がございましたらベリタスまでお問い合わせください。

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● Meridianニュース 遺伝子解析製品(2021/8/20 Up)

Meridian社は、抗体や抗原に加えて遺伝子解析試薬も展開しています。
今回のニュースでは、COVID-19を含むさまざまなウイルス遺伝子解析に役立つ製品をご紹介します。

1. Air-Dryable Direct Saliva qPCR mix

1つ目の製品は、空気乾燥に対応した定量PCR向けの酵素ミックスです。
凍結乾燥と比較して、低いコストで多量のサンプルの乾燥を行うことができます。
海外への製品の輸出をお考えのお客様にオススメです。

● 唾液や喀痰検体内の病原体RNAまたはDNAについて、微量でも検出できる系を構築可能です。マルチプレックス解析にも適しています。
● 酵素ミックスは、ウェット・ドライどちらの形式でも使用できます。開発のコストと複雑さを軽減します。
● さまざまな空気乾燥プロトコルと互換性があります。

メーカー製品紹介はこちら!(Meridian製品紹介ページが開きます)
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2. VLP-RNA Extraction Control

2つ目にご紹介するのは、逆転写PCRによるウイルス検出の際に、(1)ウイルス抽出、(2)RNA単離、(3)逆転写反応、(4)PCR反応を確認可能なコントロール製品です。本製品の使用により、反応系に問題があった場合にどのステップに原因があったかを確認することが可能です。

● ウイルスを模倣したVLPによってカプセル化されたRNAコントロール
● 感染性がなく、運搬・取り扱いが容易
● 定量PCRにお使いいただける検出試薬(プライマーとプローブ)をあわせて提供
● プローブの色素は、Cy5(蛍光波長 670 nm)とHEX(蛍光波長 555 nm)の2種類から選択

製品に含まれているRNA配列は、どの生物にも交差反応を示さないものとなっております。
製品紹介ページはこちら!(ベリタス製品紹介ページが開きます)

また、SARS-CoV-2検出用のRNA(US-CDC N1, N2プライマー増幅配列)を含んだカスタム製品(プライマーとプローブは含みません)を現在開発しております。
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●AROTECニュース

COVID-19の重症化予測バイオマーカーの候補:カルプロテクチンとaPL(抗リン脂質抗体) (2021/8/6 Up)

AROTEC Diagnostics 社はニュージーランドに本拠を置く、診断薬市場のための抗体・抗原を提供するメーカーです。
今回はAROTEC社から届いた、COVID-19の重症化予測のバイオマーカーに関するニュースをご紹介します。

●カルプロテクチン
カルプロテクチンは好中球に存在するタンパク質です。便中カルプロテクチン量の測定は腸管の炎症度の把握や、「炎症性腸疾患」と「機能性腸疾患」の判別に有用なマーカーです。
最近の研究では、血清カルプロテクチンが、COVID-19の重症化予測のための有望なバイオマーカーであることが示されています。
こちらから研究についてまとめられたニュースをご覧いただけます。

 

●aPL(抗リン脂質抗体)
抗リン脂質抗体(antiphospholipid antibody:aPL)は、リン脂質であるカルジオリピンと結合したβ2グリコプロテイン1 (β2GP1)などと反応する抗体です。血栓症や血小板減少、反復性流産などの症状を伴う抗リン脂質抗体症候群(APS)においてaPLが血中で認められます。
最近の研究では、aPLの測定がCOVID-19の重症化予測に有用ではないかという議論がされています。
こちらから研究についてまとめられたニュースをご覧いただけます。

 

AROTEC社からは、カルプロテクチン・aPL(β2GP1)関連の製品が発売されています。
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●Meridianニュース
SARS-CoV-2 インド型Delta株 (B.1.617.2)を検出するモノクローナル抗体 (2021/7/16 Up)



SARS-CoV-2 インド型Delta株 (B.1.617.2)は、今や世界中で猛威を振るっている、非常に強い感染力を持つ変異型ウイルスです。ある研究によると、インド型Delta株ウイルスは従来のSARS-CoV-2と比較して感染力が225%も高いことが示唆されています(参考文献
)。また、日本の首都圏では既にDelta株の割合が約44%となっており、8月末にはほぼすべてがDelta株に置き換わると予測されていることから、検査ではDelta株を確実に検出することが重要になると考えられます。

Meridian Life Science社の以下のペア抗体は、Delta株を認識することが確認されています。

Detection抗体:MAbs to SARS-CoV-2 Nucleocapsid (商品コード:MER9547) COA例
Capture抗体:MAbs to SARS-CoV-2 Nucleocapsid (商品コード:MER9548) COA例

<認識することが確認されているウイルス株>
Alpha株 (B.1.1.7)、Beta株 (B.1.351)、Gamma株 (P.1/P.2)、Delta株 (B.1.617.2)


Meridian Life Science社では、この他にも各種SARS-CoV-2抗体や抗原を取り扱っています。

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●Meridianニュース
SARS-CoV-2 インド型変異株(L452R・E484Q)リコンビナント抗原が発売(2021/7/2 Up)

インドで最初に同定されたSARS-CoV-2 B1.617変異株には、B.1.617.1 (Kappa)、B.1.617.2 (Delta)、B.1.617.3、また最近ではB.1.617 2.1 (Delta Plus)などいくつかのサブタイプがあります。
これらの変異株のスパイクタンパク質のRBD領域には2つの主要な変異:L452RとE484Q があることが明らかになっており、この2つの変異は、スパイクタンパク質のACE2受容体へのより強い親和性と結合能を与え、免疫系の認識能力を低下させると考えられています。

Meridian Life Science社では、B.1.617.1 (Kappa) 株を模した新しいリコンビナント抗原を発売しました。
昆虫細胞で発現された L452RとE484Q変異を持つRBD領域のタンパク質で、ELISAで使用可能であることが確認されています。

製品フライヤー / CoAの例 (クリックするとファイルが開きます)

Meridian Life Science社からは、この製品の他にも各種SARS-CoV-2抗体や抗原が発売されています。
その他にも、ご興味のある項目や抗体・抗原につきましては、ベリタスまでお問い合わせください。

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 Meridianニュース
急性マラリア感染者はCOVID-19血清学的検査において偽陽性となりやすい(2021/6/18 Up)

 

 

最近の研究報告で、急性マラリア感染者はCOVID-19 血清学的検査において偽陽性の結果が出やすいことが示されています。
マラリア感染によってつくられる抗マラリア抗体は、SARS-CoV-2 スパイクタンパク質の一部分を認識してしまい、非特異的交差反応が起こるためです。
この認識部位は、N-結合型糖鎖のシアル化領域です。
参考文献:Sarah et al., medRxiv, 2021

Meridian の組換え SARS-CoV-2 抗原は昆虫細胞発現系で作られています。
昆虫細胞由来の糖タンパク質はシアル化されていないことが多くの研によって示されています。
参考文献:Marchal et al., Biol. Chem., 2001
これは、MeridianのSARS-CoV-2組換え抗原が、マラリア抗体と非特異の交差反応を起こさないことを示唆しています。

製品詳細はこちら(メーカー英文ページが開きます)

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● Meridianニュース
SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスまたはレジオネラ菌の共感染は患者の死亡率を増加させる(2021/6/4 Up)

最近の研究では、SARS-CoV-2とインフルエンザウイルスまたはレジオネラ菌に共感染した患者は、
SARS-CoV-2のみに感染した患者と比較して死亡率が増加するということが明らかになっています。
ある地域では、SARS-CoV-2に感染し死亡した患者の内50%以上がレジオネラ菌など他の細菌やウイルスにも感染していました。
参考文献:Iacobucci, BMJ, 2020

SARS-CoV-2と他の細菌やウイルスに共感染した患者の予後診断では、
SARS-CoV-2に加えて他の細菌性およびウイルス性呼吸器疾患の検査も重要であると考えられます。
Meridian Life Science社では、マルチプレックスの高感度アッセイに使用可能なインフルエンザA/Bやレジオネラ菌、
その他多くの呼吸器疾患に関わる細菌やウイルスに対するペア抗体を取り扱っています。
Meridian Life Science社製品ページはこちら

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● Meridianニュース
シャーガス病抗原(2021/5/21 Up)

今回は、Meridian社のシャーガス病抗原をご紹介します

【特徴】 
✓ K39、B13、FRA、1F8、マルチエピトープを持ったキメラ抗原
     ✓ 高純度(>98%)の大腸菌リコンビナントタンパク質
     ✓ ELISA、CLIA、ラテラルフローのアプリケーションにおすすめ

■ シャーガス病とは?
シャーガス病とは、サシガメ類の昆虫(Rreduviid bug,Kissing bug,Assassin bug)が、病原体であるクルーズトリパノソーマ(Trypanosoma cruzi)を媒介することで感染する病気です。
ラテンアメリカやカリブ諸国が流行地となっており、世界で800万人の感染者がいると推定されています。

急性期に発見し治療すれば治癒可能である一方、慢性期となってしまうと心肥大や巨大結腸症などの深刻な病態となり、治療が難しいことが知られています。
感染しても目立った症状が現れない場合もあることから、「沈黙の病気」とも呼ばれています。
しかしながら、放置していると突然死にいたることもあり、注意が必要な感染症です。

急性期の診断は、血液塗沫標本や組織検体の光学顕微鏡検査が用いられます。
この時期は、トリパノソーマが血液の中で動き回っているため、上記の検査が有効となります。
慢性期には、トリパノソーマが血液中からいなくなるため、光学顕微鏡検査による明確な診断が難しくなります。
そのため、ELISAやIFAなどの検査が用いられます。
Meridian社の抗原は、これらの免疫測定法の確立におすすめの製品です。
サプライヤー製品ページはこちら

 

Meridian社では、シャーガス病以外にも多くの熱帯病の検出に適した抗体・抗原を提供しております。
お客様の診断薬の開発に是非お役立てください!

アルファウイルス属ウイルス(Alphavirus)
チクングニア熱(Chikungunya)
デング熱(Dengue)
エボラ出血熱(Ebola)
日本脳炎(JEV: Japanese Encephalitis)
リーシュマニア症(Leishmaniasis)
レプトスピラ症(Leptospirosis)
ライム病(Lyme disease)
マラリア症(Malaria)
マールブルグ病(Marburg disease)
ニューカッスル病(Newcastle Disease)
ダニ媒介脳炎(Tick-borne Encephalitis)
西ナイル熱(West Nile fever)
黄熱病(Yellow Fever)
ジカ熱(Zika fever)

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● nanoComposixニュース
40nm 金コロイドナノ粒子 大規模生産のための製造キャパシティを拡張 (2021/05/07 Up)

nanoComposix社の製品情報はこちら
ウェビナー開催決定!!ご案内ページはこちら

ナノ粒子のメーカーnanoComposixは、ラテラルフローで使用される40nmの金コロイドナノ粒子の製造キャパシティを拡張しました。
これにより、少なくとも濃度20ODで100Lまで生産できるようになります(これはラテラルフローのストリップで換算すると月に3,000万~5,000万本分をサポートできる量にあたります)。
独自の製造プロセスにより、ラージスケール化をしても一貫したサイズ分布を持つ、安定した品質の粒子を提供することができるため、再現性のあるアッセイが可能です。製品はこれまでと同様に、詳細な品質データが付属した形で提供されます。

nanoComposix社のニュースページはこちら(外部リンク・新しいタブが開きます)

 

● Meridian/Virostatニュース
SARS-CoV-2変異株抗原、SARS-CoV-2変異株を検出する抗体を発売中
(2021/04/16 Up)

SARS-CoV-2変異株への感染が、日本を含め世界中で拡大しつつあります。
変異株は従来株に比べて感染力や病原性が高いものもあり、ワクチンの有効性にも影響を及ぼすことが懸念されています。

弊社取り扱いサプライヤーのMeridian Life Science社よりSARS-CoV-2変異株抗原、
Virostat社よりSARS-CoV-2変異株を検出するマウスモノクローナル抗体が発売されました。

 

◆Meridian Life Science社 SARS-CoV-2変異株抗原
昆虫細胞由来のリコンビナント抗原です。コントロールや中和抗体検査への応用が期待されます
・RBD (His-Tag), N501Y mutant イギリス型 (製品コード:MER9567)
・RBD (His-Tag), K417N, E484K & N501Y mutant 南アフリカ型 (製品コード:MER9568)
・RBD (His-Tag), K417T, E484K & N501Y mutant ブラジル型 (製品コード:MER9569)
・RBD protein (His-Tag), L452R mutant カリフォルニア型 (製品コード:MER9598)


◆Virostat社 変異型SARS-CoV-2を検出するマウスモノクローナル抗体
Virostat社で取り扱っている抗SARS-CoV-2 nucleocapsidモノクローナル抗体はすべて、
イギリス型(B.1.1.7)、南アフリカ型(B.1.351)、ブラジル型(P.1)などの主要なSARS-CoV-2変異株を検出できることが確認されています。

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● Aaltoニュース
風疹IgMハイブリッドヒトモノクローナル抗体の販売をスタート(2021/04/02 Up)

Aalto社から、”風疹IgMハイブリッドヒトモノクローナル抗体(製品コード:BM1361)”が発売されました。
ヒト血清に添加することで、風疹IgM陽性ヒト血清に可能な限り近いサンプルを準備することが可能となります。

本製品の製造には、「ヒトIgM重鎖定常領域を発現するように遺伝子改変されたマウス」が用いられています。ほとんどの風疹アッセイメーカーで使用されているウイルス株であるHPV-77抗原を用いて免疫が行われています。
商品化にあたっては、最も反応性の高いクローンが選択されました。

この風疹IgMモノクローナル抗体の精製の際には、細胞培養培地に存在する動物由来成分が完全に除去されています。
抗体を100 - 150 ug/mLの範囲で濃縮し、ヒト血清(IgG除去、脱脂処理されたもの)に添加することで、風疹IgM陽性ヒト血清と似たサンプルを調整することができます。

ELISAおよび粒子ベースのアプリケーションにおいて、本製品が天然の風疹IgMヒト血漿と同様に振る舞うことが確認されています。

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● BiosPacificニュース
各種がんマーカーの抗体・抗原を発売中(2021/03/19 Up)

BiosPacific社では、さまざまな癌マーカー用の抗体(モノクローナル抗体・ポリクローナル抗体)と抗原(リコンビナント抗原・ネイティブ抗原)を提供しています。

取り扱い項目には、乳がん、消化管間質腫瘍、前立腺がん、卵巣がんなど、さまざまな種類のがんに関連する以下のマーカーが含まれています。
AFP
 Alpha-2 Macroglobulin
 Beta-2 Microglobulin
 CA 125
 CA 19-9
 CA 15-3
 CA 72-4
 CEA
 CYFRA 21-1
 カルシトニン
 EGFR
 Erythoropoietin (EPO)
 hCG Beta
 HE4
 PAP
 ペプシノーゲンI/ II
 PSA

サプライヤー(BiosPacific社)のページはこちら

ラインナップは増え続けております。ご興味のある項目や抗体・抗原につきましては、ベリタスまでお問い合わせください。
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● BiosPacificニュース
抗SARS-CoV-2抗体&SARS-CoV-2抗原の新製品が追加されました(2021/3/5 Up)

世界中でのCOVID-19に対するワクチンの開発に伴い、SARS-CoV-2抗体検査や抗原検査の需要も高まっていくことが予想されています。
BiosPacific社から、抗SARS-CoV-2抗体およびSARS-CoV-2抗原製品のラインナップに新しい製品が加わりました。

 

●抗SARS-CoV-2 Nucleocapsid モノクローナル抗体
・以下のウイルスに交差反応を示さないことが確認されています。
Influenza A/B, Adenovirus, RSV, Streptococcus group A, Legionella pneumophila, Streptococcus pneumoniae, Mycoplasma pneumoniae, Coronavirus NL63, Coronavirus HKU-1, Coronavirus 229E, Coronavirus OC43
・Matched pairとして使用できる抗体の情報も付属しています。

製品CoAの一例はこちら


●リコンビナントSARS-CoV-2 抗原 (HEK293細胞由来)
・SARS-CoV-2 Nucleoprotein抗原

・SARS-CoV-2 RBD抗原
・SARS-CoV-2 Spike Glycoprotein抗原

製品CoAの一例はこちら


BiosPacific社では、診断薬の開発に最適な様々な動物種の二次抗体も豊富に取り揃えております。

製品ラインナップにつきましては弊社までお気軽にお問い合わせください。

 

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● Aaltoニュース

リコンビナント風疹ウイルス抗原 - 膜タンパク質Spike Ectodomain E1-E2(2021/2/19 Up)

● Aalto社から、風疹ウイルスの膜タンパク質抗原(Spike Ectodomain E1-E2)が発売されました。
この抗原は、特許取得済みの工程により製造された、Drosophila S2細胞由来の高純度の組換えタンパク質です。

特異性の高いIgG、IgM検出アッセイの開発に非常に有用です。
ネイティブ抗原との比較の結果、遜色ないパフォーマンスがみられました。
本製品を用いた「風疹ウイルスに対する抗体の定量的検出系」に関するデータはこちら(画像ファイルが開きます)
この抗原はキャプシドタンパク質を含まないため、他のウイルスとの交差反応が起こりにくいことが期待されます。


製品COAはこちら(PDFファイルが開きます)


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● Meridianニュース
リコンビナントSARS-CoV-2 RBDとヒトACE2(2021/2/5 Up)

新型コロナウイルスSARS-CoV-2は、ウイルス表面のスパイクタンパク質のReceptor Binding Domain(RBD)が宿主細胞表面のACE2レセプターに結合して感染することが知られています。

Meridian Life Science社からは、ペアとして使用できるRBDとACE2のリコンビナントタンパク質が発売されています。
● リコンビナント SARS-CoV-2 RBDタンパク質 (MER9552)
● リコンビナント ヒトACE2タンパク質 (MER9555)   

製品フライヤーはこちら   

この製品はどちらもプレート表面上にコーティングして使用することができ、SARS-CoV-2 RBDとACE2の結合能を評価する中和抗体検査などへの応用が期待されます。

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● Aaltoニュース
新型コロナウイルス検査用RNA溶解緩衝液(2021/1/15 Up)

Aalto Bio Reagents社は、「Viral RNA Lysis Buffer(ウイルスRNA溶解緩衝液)」を製造しています。
・生体試料中のウイルスを本製品に溶解し不活化することが可能です。
・本製品は、磁気ビーズ法やスピンカラム法などのさまざまな核酸抽出キットに対応しており、リアルタイム定量PCRのためのウイルスRNA抽出に用いることが可能です。

本製品の開発の背景には、新型コロナウイルス(COVID-19)検査のピーク時に、ウイルス溶解液が世界的に不足したことがあります。アイルランドの国立検査機関であるNational Virus Reference Laboratory(NVRL)をはじめとした、病院や検査室の負担を軽減する目的として開発がスタートしました。

評価試験の結果、ロシュ社製、キアゲン社製等のウイルス溶解緩衝液と同様に、本製品がSARS-CoV-2ウイルスを完全に無力化できることが確認されています。

Aalto社は、アイルランドや英国をはじめ、世界各国のCOVID-19検査を行う多くの検査室に、本品のバルク供給を続けています。また、このCOVID-19 RNA溶解緩衝液が緊急に必要となった場合には、日本の検査室でも容易な調達が可能です。

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アイルランド政府商務庁から、プレスリリース記事が発信されています。

 

●Meridianニュース
空気乾燥可能かつ室温で安定なRT-qPCR反応ミックス(2020/12/11 Up)

・Meridian社より、空気乾燥可能な逆転写-定量PCR(RT-qPCR)反応ミックスが登場しました。室温での保存が可能なため、凍結乾燥品と比較して、キット製造後の出荷・保管にかかるコストが大幅に削減されます。

図1:空気乾燥あり()の試薬を用いた増幅反応は、空気乾燥なし()のものに匹敵する効率を示しました。

図2:RNAを各種濃度の糞便検体に添加したサンプルを用いた増幅反応において、いずれにおいても効率の良い増幅が見られました。

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●Meridianニュース
はしかの症例数が増加(2020/11/27 Up)

・はしかの症例数が増加しています。昨年は、世界で90万人が罹患しましたが、2016年から556%もの増加となっています。亡くなる方の数も50%増加しています。WHOによりますと、予防接種が適切に行われていないことが主な原因と考えられています。

・COVID-19のパンデミックにより、世界で9,400万人の子どもたちが予防接種の機会を逃すリスクにさらされています。そのため、2021年以降に大規模なはしかの発生の可能性が懸念されています。

・はしかの診断は、主に血清中のはしか特異的IgM抗体の検出によって行われます。また、口腔液検体使用するPOCT検査はサンプル収集のしやすさと、血清学的検査との良好な相関関係が報告されていることから人気が高まっています。

Meridian社では、
IgM検出とPOCTラテラルフローアッセイの両方に適した一連のはしか抗原
を取り扱っております。

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●Aalto Bioニュース
抗SARS-CoV-2 ヌクレオカプシドタンパク質抗体(2020/11/13 Up)

Aalto Bio Reagents社は、SARS-CoV-2ヌクレオカプシド(Nucleocapsid)タンパク質に対するマウスモノクローナル抗体の発売を発表しました。
血漿、血清、唾液中のSARS-CoV-2を検出するためのウエスタンブロット、ELISA、ラテラルフローなどのさまざまなアッセイで使用するために開発された抗体です。
COVID-19の拡散を防ぐために、早期かつ正確な検出が必要であることは明らかです。

迅速抗原検査は低コストであり、特に空港に到着する旅行者の状況では、大量のスクリーニングに適した方法です。
SARS-CoV-2のヌクレオカプシドタンパク質は感染時に豊富に発現するため、ウイルス抗原に基づく検出の理想的なターゲットになります。

本製品は、組換えSARS-CoV-2ヌクレオキャプシドタンパク質に対してELISAで並外れた反応性を示しました。

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●Meridianニュース
Meridian Life Science – SARS-CoV-2抗体(2020/10/30 Up)

 

以前、Meridian Life Science社のSARS-CoV-2 三量体S1タンパク質抗体をご紹介しました(ご紹介ページはこちら)。
今回、上記の抗体と組み合わせて使用することで、高感度なアッセイが実現可能な検出用抗体(MER9565)が発売されました。

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●BiosPacificニュース
ビタミンD抗体・抗原(2020/10/16 Up)

ビタミンDの重要性
ビタミンDは、成長や、腎臓機能、および骨を健康に保つために不可欠です。
ビタミンD欠乏症は、癌の発症やいくつかの自己免疫疾患にも関連しています。
そのため、ビタミンDは非常に重要な検査項目といえます。

今回は、ビタミンDアッセイをより快適にカスタマイズする抗体・抗原、試薬をご紹介いたします。

● ビタミンDモノクローナル抗体
- A91156, 25 OH ビタミンD2 / D3
- A91157, 25 OH ビタミンD2 / D3
- A91158, 25 OH ビタミンD2 / D3

● ビタミンD抗原コンジュゲート
- V91140, ビタミンD誘導体-BSA
- V91141, ビタミンD誘導体-ビオチン
- V91142, ビタミンD誘導体-COOH

25 OH ビタミンDは、アッセイの際にその結合タンパク質から解離させる必要があります。
条件検討のための解離試薬スクリーニングキット(X91100601, X91101)もBiosPacific社ではご用意していますので、是非お問い合わせください。

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● Meridianニュース
唾液検体に適したワンステップRT-qPCR(2020/10/02 Up)

 

最近のいくつかの研究では、SARS-CoV-2は、鼻咽頭スワブ検体と比較して唾液検体で同じレベルの感度で検出できることが示されています。

ベリタスでは、Meridian社の特長あるワンステップRT-qPCR試薬をご紹介しております。
こちらをご覧ください。

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● in.ventニュース
COVID-19血漿/血清パネル(2020/09/18 Up)

in.vent Diagnostica社では、COVID-19関連の血漿または血清パネルを取り扱っています。
(1) Positive SARS-CoV-2 Panel(リンク)
- 1 mL 血清, 8検体
- IgGやIgMの陽性検体
(詳細は上記リンクをご覧ください)

(2) SARS-CoV-2 positive Plasma Panel(リンク)
- 1 mL 血漿, 10検体
- IgG陽性検体, IgG・IgM数値付き
(詳細は上記リンクをご覧ください)

(3) SARS-CoV-2 Validation Panel(リンク)
- 150 μL血清, 96検体
- SARS-CoV-2に対する抗体陽性の検体(6検体)とその他ウイルスに対する抗体陽性の検体(90検体)の組み合わせとなります
(詳細は上記リンクをご覧ください)

(4) SARS-CoV-2 Distinction Panel
- 0.2 ~ 1.5 mL血清
- 下記のいずれかの項目から10検体
・Chl. Pneumoniae
・CMV
・EBV
・HCV
・HSV
・Mycopl. Pneumoniae
・Rheumatoid Factor
・ANA
(詳細はお問い合わせください)

ベリタスでは、SARS-CoV-2各種タンパク質に対する抗体を取り扱っております。ペア抗体もございます。
また、COVID-19検体についても取り扱っております。
是非お問い合わせください。
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● 論文ニュース
4か月経過後も抗SARS-CoV-2抗体は残る - 新しい研究から(2020/09/04 Up)

9月1日に発表されたNEJM誌の論文において、SARS-CoV-2に対する抗体は診断から4か月後も減少しないことが報告されました。アイスランドの患者についての解析結果です。
・ウイルスに対する免疫が一時的なものではないことを示唆しています。
・抗体が減少してしまうという報告も最近ありました。これらの報告との矛盾は、注目している形質細胞の種類が異なっているためかもしれません(Editorial解説記事)。

Article: Gudbjartsson et al., New England Journal of Medicine (2020)
Editorial: Alter, New England Journal of Medicine (2020)

 

ベリタスでは、SARS-CoV-2各種タンパク質に対する抗体を取り扱っております。ペア抗体もございます。
また、COVID-19検体についても取り扱っております。

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● Meridianニュース
COVID-19サイトカインストーム(2020/09/04 Up)

・COVID-19患者におけるサイトカインストームは、炎症性タンパク質の無秩序な過剰産生によります。
・引き起こされる炎症反応は生命を脅かす臓器不全につながります。
・Meridian社では、関連するバイオマーカー(CRP、フェリチン、IL-6、D-Dimer)に対するモノクローナル抗体ペアをご用意しています(詳細はこちらをご覧ください)。

 

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● Meridianニュース
COVID-19と凝固障害(2020/08/21 Up)
・重症化したCOVID-19患者が、凝固障害を示す症例が多数報告されていて、肺うっ血や脳卒中などの血管閉塞などの併発が見られます。
・凝固障害のマーカーであるDダイマー、フィブリノーゲン、プロトロンビン時間、および活性化部分トロンボプラスチン時間が注目されています。
・COVID-19を持つ患者の異常な血液凝固がかなりの数の症例で報告されており、多くの場合、肺うっ血や血管閉塞イベント(脳卒中など)が発生します。

 

ベリタスでは、各種バイオマーカーの抗体・抗原を取り扱っております。
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● AACCニュース
COVID-19の重症化と関連するバイオマーカー(2020/08/21 Up)
・COVID-19の重症化に、プロカルシトニン(PCT)、心血管マーカー値、血小板減少症が関連することが報告されています。

・Dダイマー値の上昇を示す患者の致死率が高いというデータも示されています。
・アンジオテンシン変換酵素1(ACE1)遺伝子多型も有病率との間に相関関係が見出されています。
https://www.aacc.org/publications/cln/cln-stat/2020/april/16/key-biomarkers-in-managing-covid-19

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● Access Biologicalsニュース
COVID-19 Seroconversionパネルの販売(2020/08/21 Up)
・ウイルスまたは感染症の進行中に時間経過を追って採取された血漿サンプルです。

・IgMおよびIgG SARS-CoV-2抗体価の発症と低下を示しています。
・4%クエン酸ナトリウム添加の血漿サンプルです。
・無菌ろ過済み、保存料無添加

詳細に関しましては、ベリタスまでお問い合わせください。
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● Meridianニュース
Meridian Life Science – SARS-CoV-2ペア抗体(2020/08/21 Up)
COVID-19診断テストの需要が増加し続けています。
その一方で、検査キットは不足しており、検査方法によっては結果が得られるまでに時間がかかってしまいます。

この状況を打開するために、FDAは1アッセイで4検体をプールしてテストすることを承認しました。
さらに、抗原検査の迅速法がEUA(緊急使用承認)を与えられました。

Meridian社の、SARS-CoV-2ヌクレオプロテインに対するモノクローナル抗体の詳細については、下記のサイトをご覧ください。
https://meridianlifescience.com/novel-coronavirus

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● Meridianニュース
Meridian Life Science – 肝炎ウイルス抗原(2020/08/21 Up)
7月28日は世界肝炎デーでした。

Meridian社では、血清学的検査用の各種肝炎ウイルス抗原を製造しています。
詳細は下記をご覧ください。
https://meridianlifescience.com/hepatitis.html

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