nanoComposix (https://nanocomposix.com/) 社は2004年に米国・サンディエゴでナノ担体を自社で開発・製造しています。
今回はnanoComposix社のラテラルフローアッセイなどに利用可能な、高品質の金コロイドナノ粒子をご紹介します！

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• • 主な取り扱い製品
  • ラテラルフロー用粒子BioReadyの特徴
  • おすすめ製品①150 nm Gold Nanoshells
  • おすすめ製品②High Sensitivity Gold Conjugation Kit for Lateral Flow
  • 製品ラインナップ
  • 関連リンク
  • お問い合わせ

主な取扱い製品

nanoComposix社では、ラテラルフローアッセイに最適な粒子シリーズ「BioReady」を提供しています。

粒子担体製品
Gold Nanoshells　　高感度な粒径 150nm の金・シリカナノ粒子です。
Gold Nanospheres　高品質な粒径 40nm/ 80nmの金コロイドナノ粒子です。

キット製品
High Sensitivity Gold Conjugation Kit for Lateral Flow
Gold Nanoshells (150nm) へのタンパク質結合ができる粒子・試薬・カラムのキットです。
Gold Conjugation Kit for Lateral Flow
Gold Nanospheres (40nm/ 80nm) へのタンパク質結合ができる粒子・試薬・カラムのキットです。

BioReady - nanoComposix社のラテラルフロー用金粒子 -

-安定した品質-

nanoComposixはばらつきの少ない、高品質な製品を提供します。
各製品・各ロットごとに以下のデータが含まれるCoAが付属します。
●　平均粒径
●　CV値 ※1
●　平均表面積
●　粒子濃度 ※2
●　λmax ※3
●　粒度分布 ※4
●　TEM（透過電子顕微鏡）写真
●　ゼータ電位 ※5　　　　　　      等

※1　粒径のばらつきを示します。
※2　mg/mL、particles/mL、mol/L、OD値 による値となります。
※3　吸収率の最も高い光の波長です。ラテラルフローアッセイのラインの色と関係します。
※4　粒径の分布を表したグラフです。
※5　粒子表面の電荷を示し、粒子の分散性に関係します。

-2種類の材質- 
粒径 40nm/ 80nmの金コロイドナノ粒子【Gold Nanospheres】と、
粒径 150nm のシリカを核として金コーティングされた粒子【Gold Nanoshells】を用意しています。

• Gold Nanospheres (40nm/ 80nm)
  高品質な粒径 40nm/ 80nmの金コロイドナノ粒子です。
  ラテラルフローアッセイへの利用では赤い検出ラインが出ます。
  40nmの粒子は従来からラテラルフローに広く利用されている粒径です。
  80nmの粒子では、40nmの粒子よりも少ない量の抗体を表面に吸着するため、抗体のコストを抑えたいときなどにおすすめです。
• Gold Nanoshells
  150nm の粒径と金・シリカの材質によって、ラテラルフローアッセイの高感度化を可能にするナノ粒子です。
  特徴的な黒い検出ラインが出ます。

-4種類の表面加工-
表面の修飾は、Bare（クエン酸）・Carboxyl・NHS・Streptavidinの4種類を用意しています。※6
※6　粒子サイズによって表面加工のラインナップは異なります。詳しくは製品一覧表をご確認下さい。

～物理吸着法と共有結合法の特徴～
金ナノ粒子にタンパク質を結合する方法として、主に物理吸着法（受動吸着法）と共有結合法（化学結合法）の2種類の方法が使われています。

• 物理吸着法（受動吸着法）：
  静電相互作用によってタンパク質が金粒子表面に吸着します。簡便かつ低コストな方法ですが、強固な結合ではないため、保管条件や時間経過によってタンパク質が金粒子表面から剥がれることがあります。また、粒子との結合によって抗体-抗原反応に必要なタンパク質の結合部位の遮蔽や立体構造の変化が起こる場合があります。
• 共有結合法（化学結合法）：
  共有結合は電子を共有する化学結合で、非常に安定です。ビーズ表面とタンパク質の官能基どうしを反応させ共有結合を作ることで、ビーズ表面に安定にタンパク質を固定化できます。この場合には、用いる粒子の表面が、タンパク質を結合できる官能基（N-ヒドロキシスクシンイミド (NHS) エステルなど）で修飾されている必要があります。

おすすめ製品①　150 nm Gold Nanoshells

150nmの粒径と、金・シリカ ２種類の材質の組み合わせによって、40 nm Gold Nanoparticlesと比較して～20倍に感度が向上・バラつきが少ない高精度なアッセイを実現可能です。

150 nm Gold Nanoshells は、シリカを金でコーティングした150nmの粒子で、コントラストの強い黒のラインが現れることが特徴です。
一般的に広く使用されている40 nmの金ナノ粒子と比較して、イムノクロマトグラフィーの感度が劇的に向上します。

おすすめ製品②　High Sensitivity Gold Conjugation Kit for Lateral Flow

High Sensitivity Gold Conjugation Kit for Lateral Flow は、150 nm Gold Nanoshells (carboxyl)の評価に利用できる All in One のキットです。
EDC/NHSを利用した粒子表面の活性化・共有結合によるタンパク質の結合に必要な試薬やカラム、プロトコルが含まれています。

利点：
●　ラテラルフローを初めて構築する系に最適
●　標準プロトコルを提供（日本語有）
●　標準プロトコルを基に、各種条件検討が可能
　　－共有結合反応時の抗体添加量
　　－共有結合反応のインキュベーション時間
　　－各種バッファーの条件（組成・濃度・pH）

製品ラインナップ

粒子担体製品

粒子評価用　タンパク質結合キット

関連リンク
●　nanoComposix社 HP
●　nanoComposix社 ラーニングページ　(nanoComposix University)

お問い合わせ

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